病気に逃げる? それもアリ

「もしも聞いてくれる人がいたら こんな事を話したい」そんな事を書いていきます

もう選挙なんて! と 悲しくなったこと

衆議院議員総選挙の 投票所入場券が届いた
選挙の 投票と言えば 悲しい思い出がある
振り返ってみれば 自業自得なんだけど
その時は 怒りと悲しさで そのまま私の中にインプットされている

10年ぐらい前のことなので
それからシステムが変わっているかもしれないし
私の記憶も細かいところまでは 定かでないのだけど
覚えている範囲で書こうと思う

ある時 “ 郵便等による不在者投票 ” というのを見つけた
身体に重い障害があり 投票に行けない人が 自宅等で投票できる制度。

事前に 選挙管理委員会に申請して 「郵便等投票証明書」をもらっておく
選挙が行われる時に “ 投票用紙を送ってください” と請求書を出す
投票用紙などが送られてきたら
「記入すべき所」に 「 必ず本人が」記入して 送り返す

この 「記入すべき所」が多すぎる‼️‼️‼️‼️

投票用紙に候補者名を記入し 内封筒に入れ、さらに外封筒に入れる 。
この 外封筒に 年月日:実際に投票をした日
自宅の住所 氏名

これが 小選挙区 • 比例 がそれぞれ 別なので つまり 2倍

まだある!
最高裁判所裁判官国民審査 これも 別の封筒だったと思うけど
はっきり覚えていない

これらを 返送用封筒に まとめて入れ
また 住所 • 氏名 を書いて 選挙管理委員会に 送る

一体 何回 住所 • 氏名を書かなくちゃいけないの‼️‼️‼️
住所も 名前も そんなに 文字数も 画数も多くはないけど
こんなに 何回も何回も書くって思ってもいなかった
これって 障害者のための 制度だよね

当時 字が書けるっていっても
一画 一画 真剣に書かないと ピュン って 跳ねだしたり
ブルブル 震えたり……
途中でやめようと思ったけど
せっかく 手続きして送ってくれた人に申し訳ないとか
これで送り返さなかったら 問い合わせの電話がくるんじゃないかとか
真面目 × ビビりを発動して 放り投げることができなかった

1回 住所を書くと もう手がプルプルして 書けなくなるので
時間を空けて 何回にも分けて 結局 2日 がかりで書いた
もう 途中で辛くて泣きそうになった
どうしても応援したい人や 支持する政党があるわけでもないのに
私は 何をしてるんだろう

後で知ったんだけど 「代理記載制度」があった
今なら迷わず「代理」を選ぶけど
当時 初めの時点で これを知っていたとしても
まさかこんなにいっぱい書くと思っていないから
“少しでも字が書けるんだったら 自分で ” と思ってたと思う

7年後に「有効期限が切れますよ」 という お知らせが来たけど
更新するつもりなんか サラサラなかったので放っておいたら
電話がかかってきた
二度とするつもりはない
こんなのだったら みんなに迷惑かけるかもしれないけど
投票所に行く方がまだマシだ

私は 自分から 足を踏み入れて
自滅して 勝手に悲しんでるんだけど
こういう制度もあるので 字が苦も無く書ける人は
利用してみてもいいかも